車中泊ツールとして注目を集める「ポータブル電源」
車中泊では車移動・車内宿泊しますが、ホテルや住宅と違ってコンセントがないので家電が使えません。
そこで活躍するアイテムがポータブル電源です。
ポータブル電源は「超大容量のモバイルバッテリー」のような電源供給設備です。
モバイルバッテリーはスマホの充電が精一杯ですが、ポータブル電源ではコンセントを繋いで家電を使えます!
ポータブル電源にコンセントを繋いで扇風機や電気毛布などが使えるので、車中泊は楽になります。
最近は節約や人とのかかわりを減らすため、車中泊を選択する人も増えてきました!
今回は車中泊に向いているポータブル電源の選び方やおすすめのポータブル電源について紹介します。
価格は高いですが、ホテルに何回か泊まるのであれば、すぐに元が取れるのでお得です!各メーカー公式サイトではセールも定期的に実施していますので、ぜひご覧ください。
ポータブル電源の選び方ポイント6つ
ポータブル電源はバッテリー容量や機能などの特徴や価格の違いなどがあります。
安全に使うためにも安心できるメーカー&用途に合うものを選ぶことがコツです。
容量
ポータブル電源を選ぶ1番のポイントはバッテリー容量(電力量:Wh ワットアワー)です。
バッテリー容量は電気をどのくらいの量を使えるのか?目安になります。
ポータブル電源のバッテリー容量は(電力量:Wh ワットアワー)といいます。
バッテリー容量が大きいほどたくさんの家電を長い時間動かせることになります。
扇風機/電気毛布にかかる電力量と、それによってどのくらいのポータブル電源のバッテリー容量が必要なのか計算してみました。
車中泊では真夏・真冬では気温の関係で、快適な睡眠を取るのが難しくなります。
停止中は騒音問題などでエンジンをかけてエアコンが使えない…
ポータブル電源で快適に過ごしましょう!
試算してみましたが、扇風機や電気毛布は長時間(8時間~10時間)と仮定すると、400Wh~560Whのバッテリーが必要です。
他にスマホを充電する場合は、プラスしてバッテリー容量が必要です。
一般的に、車中泊用には500Wh以上のポータブル電源があるといいと言われています。
車中泊を快適に過ごすために500Whクラスのバッテリー容量を持つポータブル電源がおすすめです!
充電方法
ポータブル電源は使う前にバッテリーに充電する必要があります。
多機能なポータブル電源は、コンセントから充電の他にも充電方法がある!
- 「ソーラーパネル」からソーラー充電
- 「車のバッテリー」からカーチャージ
ポータブル電源の充電はコンセントが一般的です。
ただし車中泊では車移動や車宿泊がメインなので、コンセントから充電ができません。
「ソーラーパネル」or「シガーソケット」から充電になります。
ソーラーパネルは天気が良いと、自然の力で半永久的に充電できるのでおすすめです。
車移動で立ち寄った先でポータブル電源を充電したり、車中泊先で充電できます!
またシガーソケットからも充電できるので、車のバッテリー→ポータブル電源→家電を使えます。
車中泊ではシガーソケットから充電できるのは強みですね。
定格出力
定格出力(W ワット)も大事です。どのくらいの電気を1度に使えるか?の目安になります。
例えば、定格出力が1000Wとすると、同じタイミングで「1000Wの電気まで使える」
住宅でも同じです。同じタイミングで電気を使いすぎるとブレーカーが落ちますよね。同じイメージです。
ポータブル電源も同じで電気を使いすぎると安全のため電気の供給をストップします。
ポータブル電源のバッテリー容量(電力量:Wh ワットアワー)と定格出力(W ワット)は多いほど、価格が高く、重たくなります。
出力端子
出力端子はポータブル電源から電気を送るためのコンセントなどのことです。
多機能なポータブル電源は他にも出力端子が付いています。
- USB-A端子
- USB-C端子
- シガーソケット
- DC端子
- ワイヤレス端子
USB端子が付いていると、コンセントで家電を使いながら、スマホを充電できます。
ポータブル電源毎に出力端子の数や種類が異なるので、使いたい家電などで選ぶ必要があります。
LEDライト機能
LEDライトが付いているポータブル電源もあります。
車中泊では照明は必要です。
車のルームランプをつけっぱなしにするとバッテリーが上がる可能性があります。
さらにルームランプでは車中泊するのに明かりが足りないこともあります。
LEDライトが付いているポータブル電源があれば、照明に困ることはありませんし、自分でランタンなどを準備しなくてもOKです。
出力波形
出力波形にも気にする必要があります。
家庭用コンセントは「交流(AC)の純正弦波(正弦波)」という波形の電気が流れています。
多くの家電や電子機器は「交流(AC)の純正弦波(正弦波)」を前提に作られています。
適合しない出力波形の電気を使うと家電が故障する可能性があります。
この記事では、どの家電でも安心して使える「純正弦波を出力する」ポータブル電源のみ紹介します。
車中泊向け中容量ポータブル電源5選
バッテリー容量が大きいとたくさんの家電を使うことができますが、車中泊ではあまり大容量バッテリーはいらないと思います。
車の中のスペースは限られています。大容量すぎると大きく&重たくなるので、寝るスペースなど確保できません。
車中泊向けにおすすめの500Wh級の中容量ポータブル電源を厳選しました。
(バッテリー容量は444Wh~708Wh級から選定!)
ソーラーパネルをオプションで追加すると、太陽光で充電できるので、車中泊で何泊もでき活躍します!
↓444Wh~708Whのポータブル電源を順番に並べてみました。
メーカー | 品番 | 容量/定格出力 | 定価 |
Jackery | 708 | 708Wh/500W | ¥76,800 |
PowerArQ | PowerArQ 3 | 555Wh/500W | ¥79,800 |
BLUETTI | EB55 | 537Wh/700W | ¥59,980 |
Anker | PowerHouse 512Wh | 512Wh/500W | ¥59,800 |
LACITA | ENERBOX 01-SP | 444Wh/400W | ¥72,800 |
Jackery ポータブル電源 708
ポータブル電源といえば「Jackery(ジャクリ)」というぐらい有名なメーカーです。
「Jacker ポータブル電源 708」はJackeryから販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は約708Wh/500Wです。
約6.8kgと扱いやすく持ち運びやすいサイズ!
バッテリー容量に対して、小さめのサイズなので、コンパクトカーなどで車中泊される方に向いています。
PowerArQ 3
「PowerArQ 3」はPowerArQ(パワーアーク)から販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は約555Wh/500Wと車中泊用として十分な容量を持っています。
嬉しいのがフル充電まで4時間しかかからないこと!
PowerArQ(パワーアーク)の中で充電スピードは最短です。
また簡易的な防塵・防水機能(IP33)が付いているので、持ち運びでも安心です。(出力部にキャップ付き)
710ルーメンのLEDライトが付いているので、ランタン代わりとして使えます!
別売りのバッテリーがあるとバッテリー交換が自分ででき、2倍の容量のバッテリーを使うことができますよ!
BLUETTI EB55
「EB55」はBLUETTI(ブルーティ)から販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は537Wh/700Wと車中泊用として欲しい容量を持っています。
重さが7.5kgと持ち運びやすいサイズ感ですので、コンパクトさをお求めの方に向いています。
BLUETTI(ブルーティ)のポータブル電源は2,500回~3,500回も繰り返して使えるほど耐久性が高いです!
5,000円~30,000円クーポンの配布など最大25%OFFで購入できる公式サイトセールを随時開催しています。
これほどセールの回数が多いメーカーは稀ですので、お得にポータブル電源・ソーラーパネルを購入したい方に向いています!
Anker PowerHouse 512Wh
「PowerHouse 512Wh」はAnker(アンカー)から販売されている中容量ポータブル電源。
正式名称はAnker 535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)です。
『充電⇔放電』を3,000回も繰り返して使えるので、一般的にポータブル電源よりも約6倍も長寿命です!
コンセントから約3.4時間でフル充電でき、コンセントは4口も付いているので、使いやすいポータブル電源となっています。
「コンセント、USB」から2口同時充電で【0→80%充電】が約2.5時間でできるので、早く充電でき助かります!
出かける前に充電を忘れていても、すぐに充電できるのはいいですね!
☞PowerHouse 512Wh 公式サイトで確認LACITA ENERBOX01-SP
「ENERBOX01-SP」はLACITA(ラチタ)から販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は444Wh/400Wと車中泊用として欲しい容量を持っています。
防塵・防沫機能(IP44)が付いているので、少々の雨に濡れても大丈夫!
市販のポータブル電源として、最も高い防水機能が付いています!(2022年5月時点)
ただし雨に濡れながらコンセントを繋いで家電を使うことはできないので注意が必要です。
まとめ
ここ最近経験している方や興味を持っている人が増えている車中泊!
車中泊では、家電などが使えないので結構不便です。
ポータブル電源があると扇風機や電気毛布が使えるので、車中泊が快適になります。
コンセント充電できないという問題も、ソーラーパネルがあれば解決します。
昼間にバッテリーを充電し、夜に電気を使うというサイクルで「充電⇔放電」できるので、何泊もできますよ!
ポータブル電源の紹介欄に公式サイトなどのリンクを付けていますので、みなさんも車中泊ツールとして準備してみてはいかがでしょうか。
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