防災ツール、車中泊やアウトドア・キャンプツールとして注目を集める「ポータブル電源」
停電すれば、家電や照明は使えなくなる！
停電でも活躍するのがポータブル電源です。
ポータブル電源は「超大容量のモバイルバッテリー」のような電源を供給する設備。
モバイルバッテリーはスマホの充電が精一杯ですが、ポータブル電源は家電が使えます！
ポータブル電源内部にはバッテリーが入っていて、事前に充電が必要です。
コンセントからポータブル電源に充電する以外に、ソーラーパネルから充電する方法があります。
ソーラーパネルで充電できると、停電時や車中泊やアウトドアの最中でもポータブル電源に充電できます。
今回はソーラーパネル充電対応のポータブル電源について紹介します。
ソーラーパネルで充電できる
停電中や車中泊、アウトドアで家電を使うために、ポータブル電源内のバッテリーに事前に充電が必要！
高性能なポータブル電源のほぼ全てソーラーパネルで充電できる
各ポータブル電源のメーカーから「充電能力別のソーラーパネル」も販売しているので、選びがいがあります。
高機能なポータブル電源＋ソーラーパネルは価格は高くなりがちですが、安全装置や火災などを防止するための機能が付いているので、安全性を考えると安心できます。
＼ポータブル電源８メーカー紹介／
★参考記事：ポータブル電源の特徴やメリット・デメリット解説！防災用、車中泊、アウトドアに最適
ソーラーパネルの特徴
国内・国外大手９メーカーから全35種類のソーラーパネルのスペックを調べました（※当サイト調べ 2022年6月時点）
市販のソーラーパネルの特徴をまとめてみました！
- 折り畳みタイプが多く、持ち運びしやすい
- 重さは約350g～約14kg
- （平均5kgの重さ）
- 発電能力は15W～400W
- （平均120W）
- 価格は約5,000円～130,000円
- （平均35,000円）
- 防水機能が付いたソーラーパネルがある
- USB出力ポート付きソーラーパネルもある
ソーラーパネルは基本的に折り畳めるタイプが多く、持ち運びが簡単です。
充電方法としては、ソーラーパネルを太陽の向きに向けて設置して、ポータブル電源とケーブルを接続するだけです。
工具は不要で、置くだけで充電できるので、簡単に設置・充電ができます！
ソーラーパネルでの充電スピード計算
ソーラーパネル毎で大きく違うのが、発電能力（W：ワット）です。
発電能力（W:ワット）が大きくなると、太陽光から発電できる能力が大きくなり、短時間でポータブル電源に充電が可能です。
ポータブル電源の容量が大きいとたくさんの電気を蓄える容量があるので、発電能力が大きなのソーラーパネルが必要になります。
ただし発電能力が大きくなるにつれ、サイズ・重さ・価格とも比例して増大していきます。
120Wソーラーパネルで充電！
発電能力120Wというのは、大手８メーカーから販売している、34種類のソーラーパネルの平均を取った値です。
ぜひ参考にしてください。
120Wの発電能力があるソーラーパネルを1時間太陽にあてると、120Wh（120W×1h）の電気を発電する。
1日の日照時間（充電可能時間）を5時間とすると、120Wの発電能力があるソーラーパネルで600Wh発電可能。（120W×5h）
➡ポータブル電源に充電できる電気は600Whとなる。
※600Whというと扇風機15時間、テレビ10時間ほど使える分の電気になります。
意外と太陽光でも発電できることが分かります！
太陽光の力を使うと、家電も動かせたり、スマホを充電できるので、停電しても生活が不便になりにくいです。
ちなみにソーラーパネルの発電能力が大きいほど、充電スピードは速くなり、ソーラーパネルの発電能力が小さいほど、充電スピードは遅くなります。
ソーラーパネル充電の弱点
ソーラーパネルがあると停電中や屋外での充電できるので、半永久的に電気が使えるようになります。
ただしソーラーパネルの弱点なども一緒に知っておきましょう。
太陽が出ていないと充電できない
ソーラーパネルは太陽光が無いと発電できません。
雨や夜など太陽が出ていない時間帯は充電できないので、気を付けないといけません。
ソーラーパネル汚れなどに気を配る
ソーラーパネルに太陽光が当たると発電できますが、ソーラーパネルの表面に汚れが付いていると発電能力が下がります。
またソーラーパネルの構造上、温度が高くなりすぎたり、低くなりすぎると発電効率が下がります。
発電能力が120Wあっても、パネル表面の汚れや高温・低温だと発電能力は下がります。
太陽に当たるので温度は調整しづらいですが、パネル表面の汚れは落とせるので、気を配っておきたいですね。
ポータブル電源の充電容量に合うパネルを使う
電気を貯めるポータブル電源側で、一定時間の内にどのくらい電気が充電できるか容量が決まっています。
小容量ポータブル電源に、発電能力の大きなソーラーパネルを接続しても、一瞬で電気が充電できるわけではありません。
ポータブル電源側で制限がかかります。
ポータブル電源に容量に合った、ソーラーパネルの発電能力を選ぶとロスなく充電できますよ！
公式サイトなどでは「ポータブル電源＋ソーラーパネル」セット販売していますので、ポータブル電源容量とソーラーパネルの容量から参考にしてみてください。
500Wh以上のポータブル電源であれば、基本的に大容量ソーラーパネルでもロスなく充電できるようです。（当サイト調べなので、購入の際にはお調べください）
各メーカーのソーラーパネル紹介
ここからは各メーカーから販売されているソーラーパネルについて紹介します。
中には「ポータブル電源＋ソーラーパネル」お得なセット販売や、防水機能が付いたソーラーパネルなどあります。
たくさんの種類があるので、おすすめできる発電能力やスペックを持つソーラーパネルを厳選して紹介します。
公式サイトのリンクも準備していますので、気になる方はぜひ詳細までご覧ください。
Jackery（ジャクリ）
ポータブル電源といえば「Jackery（ジャクリ）」というぐらい有名なメーカーです。
200Wh～1,500Whまで5種類のポータブル電源と3種類のソーラーパネルを販売しています。
ソーラーパネル自体は防水・防塵機能が付いている性能が高いソーラーパネルになっています。
公式サイトから購入すれば「ポータブル電源とソーラーパネル」は2年間の長期保証が付いてくるので、安心できますよ！
ソーラーパネルにも長期保証が付いていることは珍しく、Jackery（ジャクリ）はアクセサリーまで気を使ったメーカーです。
| 項目 | SolarSaga 200 | SolarSaga 100 | SolarSaga 60 |
| 充電出力 | 200W | 100W | 60W |
| 収納サイズ | 約540× 625× 44mm | 約535× 610× 35mm | 約535× 425× 35mm |
| 展開サイズ | 約540× 2355× 25mm | 約535× 1220× 5mm | 約535× 855× 5mm |
| 重さ | 約8kg | 約6kg | 約2.8kg |
| 防水・防塵 | IP67 | IP65 | IP65 |
| 参考価格 | ¥55,000 | ¥34,800 | ¥18,800 |
＼最大40％OFFセール／
11/13～12/1 ブラックフライデー
PowerArQ（パワーアーク）
PowerArQ（パワーアーク）は最近知名度が上がってきているメーカーです。
ブランド誕生から約6年ですが、ポータブル電源シリーズ累計で100,000台も売れています。
総合的なコスパを求めている方におすすめのポータブル電源を販売しています。
多少の雨を気にせず利用できるソーラーパネルも有名です！
| 項目 | Solar 210W | Solar 120W | Solar 120W防水 |
| 充電出力 | 210W | 120W | 120W |
| 収納サイズ | 約686× 552× 22mm | 約530× 510× 30mm | 約535× 425× 35mm |
| 展開サイズ | 約686× 1666× 5mm | 約530× 1555× 15mm | 約535× 855× 5mm |
| 重さ | 約7.05kg | 約5kg | 約3kg |
| 防塵・防水 | ー | ー | IP65 |
| USB出力 | USB-A×2口 USB-C×1口 DC×1 | USB-A×2口 USB-C×1口 DC×1 | ー |
| 参考価格 | ¥55,000 | ¥29,800 | ¥18,800 |
ポータブル電源とのセット販売はありませんので、ぜひ↓公式サイトからポータブル電源と合わせてご覧ください。
Anker（アンカー）
Anker（アンカー）はグーグル出身の数名が独立して立ち上げたブランドです。
モバイルバッテリーなどでは有名で、小型のポータブル電源をメインに作っています。
213Wh～1,229Whまで7種類のポータブル電源と6種類のソーラーパネルを販売しています。
充電器に特化しているメーカーで、ソーラーパネルの種類の多さに定評があります！
BLUETTI（ブルーティ）
BLUETTI（ブルーティ）は中容量～超大容量のポータブル電源に強いメーカーです。
拡張バッテリーやソーラーパネルも充実しており、大家族や大人数で使う方に向いています。
ソーラーパネルを使えば1世帯が日常生活を1日するぐらいの電気をまかなえます！
BLUETTIのソーラーパネルは3種類あり。市販最大級350Wも充電できるソーラーパネルもあります！
BLUETTI ポータブル電源＋ソーラーパネルセット 公式サイトで確認
EcoFlow（エコフロー）
EcoFlowのポータブル電源は13種類も販売しておりかなり多いです！
- DELTAシリーズ全6種類（882Wh・約11kg～3,600Wh・約45kg）
- RIVERシリーズは全7種類（210Wh・約2.85kg～720Wh・約8.0kg）
ソーラーパネルも5種類（60W～400W）とこちらも発電能力の幅が広いので、ポータブル電源の容量に合わせて購入することができます！
LACITA（ラチタ）
LACITA（ラチタ）から販売されているポータブル電源「ENERBOX（エナーボックス）」シリーズも最近知名度が上がってきました。
ポータブル電源3種類、ソーラーパネル2種類だけなので選びやすい！
ネットショップ限定でレビュー投稿で合計36か月の保証が付いてきます。
Amazon、楽天市場、Yahooショッピングで購入しても保証が付くので、通販サイトで購入してポイントも獲得しましょう！
| 項目 | ソーラーパネル 125W | ソーラーパネル 81W |
| 充電出力 | 125W | 81W |
| 収納サイズ | 約525× 380× 60ｍｍ | 約350× 225× 75ｍｍ |
| 展開サイズ | 約525× 1690× 35ｍｍ | 約350× 2310× 25ｍｍ |
| 重さ | 約4.5kg | 約3.3kg |
| 参考価格 | ¥39,800 | ¥25,800 |
＼＼公式ショップを確認する／／
EENOUR（イーノウ）
EENOUR（イーノウ）は、ポータブル電源市場で5年以上の深い知識と経験を培ってきたメンバーが集結し、2020に新しく創立したブランドです。
ポータブル電源、ソーラーパネル、非常用発電機をメインに販売しています。
正規販売店（対象店舗：Amazon、楽天市場、PayPayモール）で購入すれば12か月の保証が付きます。
EENOURのソーラーパネルは5種類（25W・80W・100W・120W・200W）もあるので、好きな容量を選べます。
＼＼公式ショップを確認する／／
SUAOKI（スアオキ）
SUAOKI（スアオキ）は2015年から販売を開始しました。
ソーラーパネルは「25W～120W」と超小容量～大容量の種類が揃っています。
なんと7種類も販売されています。
ソーラーパネルの容量にあまり差が無いのに、7種類も販売されているのは、「防水機能の有無やUSB出力の有無」の違いがあるからです。
欲しい機能を持ったソーラーパネルを選ぶことができます！
| 項目 | 100W ポータブル ソーラー チャージャー | 100W ポータブル ソーラー パネル | 100W ポータブル ソーラー バッグ |
| 充電出力 | 100W | 100W | 100W |
| 収納サイズ | 約540× 550× 40mm | 約667× 507× 55mm | 約506× 389× 60mm |
| 展開サイズ | 約540× 1100× 30mm | 約667× 1020× 25mm | 約506× 1708× 10mm |
| 重さ | 約3.0kg | 約7.7kg | 約4.47kg |
| USB-A出力 | 1口 | ー | 1口 |
| USB-C出力 | ー | ー | 1口 |
| QC3.0 | 1口 | ー | 1口 |
| 防水機能 | IPX3 | IP65 | ー |
| 収納タイプ | 2つ折り | 2つ折り | 4つ折り |
| 参考価格 | ¥27,480 | ¥19,700 | ¥26,880 |
まとめ
ポータブル電源の充電に使えるソーラーパネルについて紹介しました。
ソーラーパネルがあれば、停電中や屋外でもポータブル電源が充電できるので、家電を使ったり、スマホを充電できます。
パネルが汚れると発電の効率が落ちるので注意してくださいね。
防水機能や発電能力など様々な種類がありますので、ご自身がお持ちのポータブル電源メーカーと同じところで購入すれば、大きな失敗は無いと思います。
より快適に過ごすためにもソーラーパネルを準備してはいかがでしょうか？
コメント