防災ツールとして注目を集める「ポータブル電源」
停電すれば、多くの家電は使えなくなります。そこで活躍するアイテムがポータブル電源です。
ポータブル電源は「超大容量のモバイルバッテリー」のような電源供給設備です。
モバイルバッテリーはスマホの充電が精一杯ですが、ポータブル電源では家電を使うことができます!
コンセントを繋いで扇風機や電気毛布、電子レンジ、炊飯器などが使えるので、生活は楽になります。
技術進歩により高機能・価格の低下により求めやすくなり、さらに防災意識の高まりから持っている人が増えてきました。
防災意識の高い人であれば備えて欲しいアイテムがポータブル電源!
今回は1人暮らしや単身赴任の方に防災用ポータブル電源の選び方やおすすめのポータブル電源について紹介します。
ポータブル電源の選び方ポイント5つ
ポータブル電源はバッテリー容量や機能などの特徴や価格の違いなどがあります。
安全に使うためにも安心できるメーカー&用途に合うものを選ぶことがコツです。
容量
ポータブル電源を選ぶ1番のポイントはバッテリー容量(電力量:Wh ワットアワー)です。
バッテリー容量は電気をどのくらいの量を使えるのか?目安になります。
ポータブル電源のバッテリー容量は(電力量:Wh ワットアワー)といいます。
バッテリー容量が大きいほどたくさんの家電を長い時間動かせることになります。
えっ!難しいなと思わなくてもOKです。
ざっくりとテレビ/扇風機/電気毛布にかかる電力量と、それによってどのくらいのポータブル電源のバッテリー容量が必要なのか計算してみました。
テレビを3時間視聴するには、180Whのバッテリー容量があるポータブル電源を準備すればOKです。
扇風機や電気毛布は長時間使うと思うので、10時間~15時間で試算しましたが、600Wh~700Whのバッテリーが必要です。
他の家電を使う場合はさらにプラスしてバッテリー容量が必要です。
このように「どの家電を使うのか(消費電力はどのくらいなのか)×どのくらい家電を動かすのか」で計算してください。
でも計算が面倒という方!一般的に、災害・停電用には1,000Wh以上のポータブル電源があるといいと言われています。
1人暮らしの方・単身赴任の方で防災用として備える場合、1000Wh以下のポータブル電源を基準としましょう!
1人暮らしだとあまり家電を使わなくても過ごせると思います。
ただし使える家電はバッテリー容量に依存するので、たくさん家電を使いたい方はより大きなポータブル電源を準備しましょう。
またソーラーパネルがあるとコンセント不要で太陽光だけで充電でき、災害停電の備えにも向いています。
定格出力
定格出力(W ワット)も大事です。どのくらいの電気を1度に使えるか?の目安になります。
例えば、定格出力が1000Wとすると、同じタイミングで「1000Wの電気まで使える」
住宅でも同じです。同じタイミングで電気を使いすぎるとブレーカーが落ちますよね。同じイメージです。
ポータブル電源も同じで電気を使いすぎると安全のため電気の供給をストップします。
ポータブル電源のバッテリー容量(電力量:Wh ワットアワー)と定格出力(W ワット)は多いほど、価格が高く、重たくなります。
充電方法
ポータブル電源は使う前にバッテリーに充電する必要があります。
ポータブル電源の充電はコンセントが一般的です。
多機能なポータブル電源は他にも充電方法があります。
- 「ソーラーパネル」からソーラー充電
- 「車のバッテリー」からカーチャージ
- 「USB端子」から充電
ソーラーパネルは天気が良いと、自然の力で半永久的に充電できるのでおすすめです、
車のバッテリー→ポータブル電源→家電を使えるので、車を持っている方は充電の選択肢が増えます。
出力端子
出力端子はポータブル電源から電気を送るためのコンセントなどのことです。
多機能なポータブル電源は他にも出力端子が付いています。
- USB-A端子
- USB-C端子
- シガーソケット
- DC端子
USB端子が付いていると、コンセントで家電を使いながら、スマホを充電できます。
ポータブル電源毎に出力端子の数や種類が異なるので、使いたい家電などで選ぶ必要があります。
LEDライト機能
LEDライトが付いているポータブル電源もあります。
停電や車中泊、アウトドア・キャンプなどどのシーンでも照明は必要です。
住宅照明の配線のほとんどは壁や天井に埋め込んでいます。そうなると照明が使えない。
卓上型照明を準備するかありませんが、LEDライト機能が付いていると照明には困りません。
地震災害では家の中がめちゃくちゃになり、歩くのも大変になりますので照明があると助かります。
出力波形
出力波形にも気にする必要があります。
家庭用コンセントは「交流(AC)の純正弦波(正弦波)」という波形の電気が流れています。
多くの家電や電子機器は「交流(AC)の純正弦波(正弦波)」を前提に作られています。
適合しない出力波形の電気を使うと家電が故障する可能性があります。
この記事では、どの家電でも安心して使える「純正弦波を出力する」ポータブル電源のみ紹介します。
1人暮らし×防災向け大容量ポータブル電源5選
1人暮らし×防災向けに1000Wh以下級の中容量ポータブル電源を厳選しました。
(バッテリー容量は700Wh~1000Wh級から選定!)
700Wh級のポータブル電源は市販のポータブル電源では中容量の大きさです。
大容量になるとその分価格が高く、重くなりがちなので、1人暮らしの方、単身赴任の方は700Wh以上が目安でよいと思います。
ソーラーパネルをオプションで追加すると、より強固な防災ツールとして活躍します!
↓700Wh~1000Whのポータブル電源を順番に並べてみました。
メーカー | 品番 | 容量/定格出力 | 定価 |
Jackery | 1000 | 1002Wh/1002W | ¥139,800 |
PowerArQ | PowerArQ Pro | 1002Wh/1000W | ¥132,000 |
Anker | PowerHouse II 800 | 778Wh/500W | ¥74,800 |
BLUETTI | EB70 | 716Wh/700W | ¥78,980 |
Jackery | 1500 | 708Wh/500W | ¥76,800 |
Jackery ポータブル電源 1000
Jackeryと言えば、ポータブル電源として有名なメーカーです。
「Jacker ポータブル電源 1000」はJackeryから販売されている大容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は約1000Wh/1000Wと災害の備えとしても使える容量を持っています。
重さは約10kgなので持ち運びもできますが、少し大変です。
1人家族の防災ツールとして、十分なバッテリー容量を持ったサイズ感!
ソーラーパネルも充実しているので、扱いやすいアイテムです。
PowerArQ Pro
「PowerArQ Pro」はPowerArQ(パワーアーク)から販売されている大容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は1002Wh/1000Wと防災ツールとして欲しい容量を持っています。
ポータブル電源では珍しい簡易的な防塵・防水機能(IP21)を有しています。
屋外に持ち運ぶ可能性がある方は珍しい防水機能付きのポータブル電源がおすすめです。
3色(コヨーテタン、オリーブドラブ、レッド)展開しています。
PowerHouse II 800
「PowerHouse II 800」はAnker(アンカー)から販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は778Wh/500Wと防災ツールとしてコンパクトな容量を持っています。
「LEDライト」が付いているので災害停電などに役立ちます!
BLUETTI EB70
「EB70」はBLUETTI(ブルーティ)から販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は716Wh/700Wです。
2500回も繰り返して「充電⇔放電」できるほど耐久性が高いです。
サイズがコンパクトな割にコンセントが4口も付いているので、使い勝手が良いポータブル電源です!
5,000円~30,000円クーポンの配布など最大25%OFFで購入できるセールを公式サイトでは随時開催しています。
Jackery ポータブル電源 708
「Jacker ポータブル電源 708」はJackeryから販売されている中容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は約708Wh/500Wです。
約6.8kgと扱いやすく持ち運びやすいサイズ!
↑で紹介した「Jackery ポータブル電源 1000」が大きいと感じる方はこちらのポータブル電源がおすすめです。
まとめ
防災ツールとして注目されているポータブル電源!
災害が起これば高確率で停電の可能性があり、生活は急に不便になります。
「バッテリー容量1000Wh級の大容量ポータブル電源」は70,000円以上します…
さらにソーラーパネルなどを揃えると、100,000円~かかる!
ただ安全・安心をお金で買うなら私は安いと思っています。
1人暮らし・単身赴任の中であっても家電を使ったり、スマホの充電に電気が必要です!
技術進歩によりポータブル電源は大容量・コンパクト・コスト低下が進んでいます。
みなさんもぜひ防災ツールとして準備してみてはいかがでしょうか。
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