ここ最近電気料金の値上がりが続いています。2020年と2023年を比べるとなんと1.2倍も電気代が値上がりしている。生活に必須な電気代の値上がりは財布が寂しくなりますよね。
電気代は「2人世帯で年間110,000円」、「4人世帯で年間140,000円」が平均と言われ、単純に電気代が1.2倍になると、年間20,000円~30,000円ほど負担が増えるため、家計が苦しくなります。
電気代節約のためにエアコンの使用を我慢していませんか?体調を崩すこともあるので、あまり我慢したくないですよね。これから夏を迎えますが、エアコンの使用を我慢すると本当に危ない季節になってきます。
エネルギー価格の上昇と円安による電気代の値上がりは、一般家庭の生活にまで影響が出始めていますが、さらに不安なニュースが届いています。
2023年末頃までこのまま電気代が値上がりしていくと予想がある
この記事で知って欲しい情報は、電気代の値上がり対策として「ソーラーパネルで充電しポータブル電源に電気を貯める」方法があることです。停電ツール、車中泊やアウトドア・キャンプツールとして注目を集める「ポータブル電源」。ソーラーパネルで電気を発電し、ポータブル電源に貯めることで、電化製品のコンセントを繋いで電気ケトルやテレビ、スマホの充電などに有効利用できます。
太陽光で無料で電気を発電し、電化製品を使って電気代を節約しましょう!
今回はソーラーパネルで太陽光発電すると、どのくらい電気代が節約できるのか?ポータブル電源+ソーラーパネルのセットアイテムを紹介します!
結論:電気代は節約できるが、ポータブル電源とソーラパネル分の費用回収は難しい
お金や電気の計算が続くので、早速結論から書きます。
太陽が出ている昼間はソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に充電できます。充電した電気を使うことで電気代が節約できる。そして太陽光発電による節約額は年間6,000円ほどです。
一方ポータブル電源やソーラーパネルをセットで購入すると最低でも15万円ほどします。最近発売されているポータブル電源は充電⇔放電できる回数は3,000回が目安なので、1日1回充電すると約8年使えます。最近は技術進歩により充電回数が増えてきていますが、いつかは寿命を迎えます。
ポータブル電源とソーラーパネルを使って無料で発電しても費用を回収するのに25年ほどかかります。(150,000円÷6,000円/年=25年)日々の電気代は節約できるが、ポータブル電源は価格が高いので、購入費用を電気代で回収するのはかなり難しいです。
ソーラーパネル増台により最短6年間で費用回収できる!
ポータブル電源とソーラパネル4台連結すると、約6年で費用回収できるので、とてもお得。後は太陽光発電するだけで、電気代がドンドン節約できます。
ただし電気代の値上がりはいつまで続くか分かりません。いつか値下がりするかもしれませんので、費用回収に時間がかかる場合もあります。私としてはさくっと購入して電気代を早く節約したいと考えます。電気代の値上がりにジワジワと苦しみたくないからです。
実際に2021年から我が家でもポータブル電源とソーラパネルを4台連結させて電気代の節約を行っています。より効率的に電気代を節約したいので、2023年1月に発売されたポータブル電源とソーラパネルセット+5台のソーラーパネル(ソーラーパネル6枚)を購入して、電気代の節約を予定しています。最新のポータブル電源は充電速度が速く、昔に比べると随分価格が安くなっています。
気になる方は↓から公式サイトでポータブル電源とソーラパネルセットを確認してみてください。
大容量ポータブル電源+ソーラーパネルは15万円
太陽光で発電した電気で電子レンジ、炊飯器を使うためには大容量ポータブル電源が必要で、初期投資にお金がかかります。特に炊飯器など一定時間動かす家電では、途中で充電切れとなると、めんどくさいです。
ポータブル電源で電子レンジ、石油ストーブなどの電化製品を動かすにはバッテリー容量は1,000Wh(大容量)と言われ、小~中容量のポータブル電源では能力不足で、電子レンジやドライヤーを動かせない場合もあります。(大きな電流を流すと火災の危険性があるので、保護機能が動作して使えません)
「大容量ポータブル電源+大容量ソーラーパネル」セットで15万円~を見ておく必要があります。ポータブル電源が12万円、ソーラーパネル1枚で3万円ぐらいします。
↓定期的にポータブル電源は20%OFFセールなど開催しているので、ぜひ公式サイトをご覧ください。
ソーラーパネルで発電できる電気量は?
ソーラーパネルの発電できる能力は、「W:ワット」で決まります。ソーラーパネルの発電能力を100Wとして、どのくらいの電気を発電できるのか?計算してみました。
100Wの発電能力があるソーラーパネルに1時間太陽にあてると、100Wh(100W×1h)の電気を発電する。1日の日照時間(充電可能時間)を5時間とすると、100Wの発電能力があるソーラーパネルで500Wh発電可能。(100W×5h)
➡ポータブル電源に充電できる電気は500Whとなる。
テレビの消費電力を250Wとすると、ポータブル電源に充電した電気を使って約2時間視聴できます!(250W×2h=500Wh)
その日の天候によって変わるので、気象庁のデータから平均日照時間からザックリ計算です。→日照時間一覧表より参照 気象庁|最新の気象データ (jma.go.jp)
意外と太陽光でも発電できることが分かります!
ソーラーパネルを2枚準備したり、容量の大きなソーラーパネルがあると、よりたくさんの電気を貯めることができます。多くのポータブル電源は2枚以上ソーラーパネルを接続できるので、より電気代節約を実感できます。
ソーラーパネルで電気代を年間6,000円以上節約
100Wソーラーパネルで発電して、ポータブル電源を充電できる電気量は500Wh(100W×5h)と試算しました。
これを元にコンセントから電気を使うと…500Whの電気は…約16円かかります。
”法人・家庭の電気料金の平均単価の推移(特高・高圧・低圧別)|新電力ネット (pps-net.org)”を参考。(それぞれの家庭で契約している電力会社の料金プランを参考にしてください。北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力など)
毎日コンセントから500Wh分の電気を使うと「毎月500円、年間約6,000円」かかります。
ソーラーパネルを使うと太陽光のエネルギーで無料で充電できるので、まるまる節約できます!
ちなみに算定した条件では、基本料金を加味していません。
ポータブル電源があるとコンセント+ソーラー充電分が使えるので、契約アンペアを下げられ、基本料金が下がりお得になる可能性もありますが、ポータブル電源に充電できる電気は天候に左右されます。
一般家庭で使う電気に対して、ソーラーパネルで発電する電気は少ないので、基本料金の値下げ分を考慮せずに、節約効果が出づらい方法で計算しています。
むしろ天候が悪い日はコンセントでの充電が必要ですからね。
ソーラーパネルの費用回収は工夫次第
今回試算した計算では、ソーラーパネルでの費用回収は少し難しいことが分かりました。ここ最近電気代の値上がりが続いていますが、ポータブル電源+ソーラーパネルを購入しても25年間も費用回収にかかります。
しかもポータブル電源は繰り返し「充電⇔放電」すると、内部部品の劣化にて、充電できる容量が少なくなります。多くても3,000回繰り返して使えるポータブル電源は、市販では長寿命ポータブル電源の最高クラスです。毎日充電⇔放電すると8年間しか使えません。
「ポータブル電源+ソーラーパネル」で日常使いで初期投資の元を取るのは、正直現実的ではないと思います。
ソーラーパネルを連結して費用回収を10年に短縮
ポータブル電源にはソーラーパネルを何台も接続できるモデルがあります。比較的発売されたばかりのポータブル電源はソーラーパネルが4台接続できるなど改良が続いています。
ソーラーパネル自体は価格が安いので、ソーラーパネルの台数を増やすと費用回収できる年数はかなり短くなります。
- ポータブル電源本体が12万円、
- ソーラーパネルは1枚3万円ほどなので、4枚連結すると合計で12万円。
- 年間24,000円節約できるので、10年で元が取れる計算です。
高機能なため価格は高くなりますが、ソーラーパネル4枚+ポータブル電源セット(ジャクリ公式サイト)はとても人気があり電気代の節約や防災ツールやアウトドア用品として人気があります。ジャクリはポータブル電源メーカーとして有名なので、1度チェックしてみてください。
防災ツール、アウトドアとしても活躍!
「ポータブル電源+ソーラーパネル」を日常使いで費用回収するには向きません。ただし!停電ツールや車中泊やアウトドアツールとして活躍します!
停電ツールや趣味に使ったり、日常使いもできるので、電気代の節約はあくまでおまけと考えるのがいい温度感ですね!
おすすめポータブル電源+ソーラーパネル3選
今回は日常生活でも使える「大容量ポータブル電源+大容量ソーラーパネル」のセット販売アイテムを紹介します。
ポータブル電源とソーラーパネルは単品で販売していることがほとんどです。セット販売アイテムは公式サイトで定期的にセールも実施していますので、ぜひご覧ください。
Jackery「1000Pro+80Wソーラーパネル」
ポータブル電源といえば「Jackery(ジャクリ)」というぐらい有名なメーカーです。200Wh~2,000Whまで7種類のポータブル電源と3種類のソーラーパネルを販売しています。
「Jacker ポータブル電源 1000Pro」はJackeryから2022年9月より販売開始された1,000Whの大容量ポータブル電源。
ポータブル電源で電子レンジ、石油ストーブなどの電化製品を動かすにはバッテリー容量は1,000Wh(大容量)と言われ、小~中容量のポータブル電源では能力不足で、電子レンジやドライヤーを動かせない場合もあります。(大きな電流を流すと火災の危険性があるので、保護機能が動作して使えません)
コンセント充電時間が約7.5時間→約1.8時間に短縮。充電スピードが1/4になりました
ソーラーパネルに防水・防塵機能が付いているので、雨でも雪でもソーラー充電ができる優れもの。
さらに新発売を記念して、保証期間は5年(3年+無料延長サポート2年)ついてくるので、安心して使えます![2022年9月時点情報]
「Jackery 1000」よりも価格は10,000円高いですが、「充電スピードが4倍」「LEDライト付き」「無料保証が5年」なので、全然元が取れるスペックとなっていますよ!
ソーラーパネルにも長期保証が付いていることは珍しく、Jackery(ジャクリ)はアクセサリーまで気を使ったメーカーです。
☞Jackery Solar Generator「1000Pro+80Wポータブル電源 ソーラーパネル」セットを公式サイトで確認
EcoFlow 「DELTA Max2000+400Wソーラパネル」
「DELTA Max2000」はEcoFlowから販売されている大容量ポータブル電源。
バッテリー容量/定格出力は2,016Wh/2,000Wと電気代の節約はもちろん、災害の備えとしても十分な容量を持っています。
ポータブル電源で電子レンジ、石油ストーブなどの電化製品を動かすにはバッテリー容量は1,000Wh(大容量)と言われ、小~中容量のポータブル電源では能力不足で、電子レンジやドライヤーを動かせない場合もあります。(大きな電流を流すと火災の危険性があるので、保護機能が動作して使えません)
「DELTA Max2000」は拡張バッテリー対応で最大6,048Whまで容量を増やすことができます!!きめ細かに容量別なポータブル電源やソーラーパネルはもちろん、ポータブル電源にバッテリー容量を追加できる拡張バッテリーも販売しています。
400Wソーラーパネルセットのセット商品はポータブル電源とソーラパネルのセット商品の中では市販最大級です。最大限にソーラー充電をしたい方に最適なアイテムです。
「DELTA Max2000」はコンセントから充電する場合は、1時間程でバッテリー残量0%から80%まで充電できるので、災害や停電に備えたいときにもうってつけのポータブル電源です。
BLUETTI「EB70S+120Wソーラーパネル」
BLUETTI(ブルーティ)は中容量~超大容量のポータブル電源に強いメーカーです。
EB70S(ポータブル電源)はバッテリー容量は716Whと日常使いには少し物足りなさもありますが、その分価格が安いです!電気毛布を使う用途であれば十分なバッテリー容量を持ったポータブル電源です。
ポータブル電源で電子レンジ、石油ストーブなどの電化製品を動かすにはバッテリー容量は1,000Wh(大容量)と言われ、小~中容量のポータブル電源では能力不足で、電子レンジやドライヤーを動かせない場合もあります。(大きな電流を流すと火災の危険性があるので、保護機能が動作して使えません)
コンパクトサイズなので取り扱いやすく、ちょっとした家電を動かしたい方におすすめセットです。
まとめ
今回は「ポータブル電源+ソーラーパネル」を日常使いして、電気代が節約できるのか計算してみました。
結果:「ポータブル電源」の購入費用を回収するのは難しいことが分かりました…
ただし停電ツールや車中泊やアウトドアツールとして、準備している方にとって、「ポータブル電源+ソーラーパネル」が十分に日常使い出来ることが分かったのではないでしょうか?
電気代節約をメインに考えるのではなく、あくまで停電ツール、アウトドアツールをメインとして考えておくといいと思います。
日常使いすれば、日常的に費用を回収できるので、チョットはお得ですからね。
みなさんも興味があれば「ポータブル電源+ソーラーパネル」を準備してみてはいかがでしょうか?
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